宮崎:日本は官僚社会だと僕は思っています。というのは、今回の野田内閣ができて以降からの流れの中で、民主党政権そのものが誕生してからの流れと言ってもいいと思うんですけど、政府がほとんど機能していなくても、この国は機能しているんですね。
ということは官僚がしっかりしているということです。実は警察官は司法官僚なんですね。だから官僚なんです。その他の官僚とまったく同じなんですけど、警察官僚というのは特別な権限を与えられている。つまり人を逮捕するという権限を与えられているわけですよ。身柄を拘束して取り調べて、公判請求できるという特殊な権利を与えられている官僚なんですね。ところがかつての、これは須田さんの得意なところなんでしょうけど、経済的な政策を行なっていた旧大蔵省とか、旧通産省とかいうような経済官僚と違って、警察官は適当な天下り先がなかったんですよ。業務上の天下り先はそうなかった。
ところが1970年前後に大量の警察官を採用したわけですよ。70年安保に備えてということで。それが定年をどんどん迎えてきているわけですね。ところがその人たちの天下り先がない。ところが他の官僚は、経済官僚なんかは準備がいいから○○年には○○人くらいの定年退職者が出るだろうから、これくらいの天下り先を用意しようと、独法はこうしておこうというようなことをちゃんとコントロールできるわけです。だから警察官僚だけが適当な天下り先がない。だからかなり乱暴な形で網をかけてそれで天下り先を無理やり作ってきたという歴史があると僕は思うんですよ。
- 「日本最大のヤクザ組織は警察です」【ニコ生×BLOGOS第3回】 - BLOGOS編集部 - BLOGOS(ブロゴス)